愛犬はマーキングする犬ですか?

マーキング、なんとなくわかってはいてもその意味を全部知っている人は少ないかもしれません。マーキングとは、草木、建物など様々な物に自分の糞尿(尿だけではなく糞も)をかけたりして自分の匂いを残し主張する行為です。

実はマーキングしない犬もいます。できない犬もいます。する必要がないとしませんし、主張ができない犬はマーキングすらできません。

自宅や自分のスペースではしないけど、外や他の家ではする、というのは自分のスペースで主張する意味がないからです。自分の存在を脅かすものが少ない場合、主張はする必要ありません。逆にアウェイで知らない匂いに囲まれてしまうと不安なり、安心するためにその場にマーキングをすることもあります。ホテルなどに行くとしてしまうのはこういう理由。

自分に対して緊張して近寄れずにいる犬や、フェンス越しの犬に対してマーキングすることもあります。これは、自分はこういうもんです、と名刺がわりにする行為です。

排泄の後、土を蹴る行為を見たこともあると思います。あれもマーキングです。唯一汗をかけるパッド(肉球)にはその犬の匂いがついてますよね、その匂いをつける行為なんですよ。

マーキングも奥が深いですよね。散歩で匂いを嗅ぐのは、この他の犬たちの挨拶とも取れる置き尿の匂いを嗅ぎ、そしてさらに上書きして自分を主張したり、挨拶したりします。そうする事で自分の欲求を満たしてもいるのです。

マーキング、してはいけない場所はもちろんあります。人様の家や公共施設の敷地内や外壁、フェンス、玄関前の電柱などを挨拶スポットにするわけにはいきませんよね。公園でも人が座るベンチや、花壇にはさせませんよね。

マーキングや匂い嗅ぎは犬にとって好奇心を満たしたり、欲求不満にならないよう解消する行為であり、犬にとっては「犬らしく生きる」ために必然な行動です。

やってはいけない場所でのマーキングをコントロールし、犬嫌いな人を増やさないようにするのが犬飼いである私たちがするべき事。また、マーキングや排尿には水をかけ、糞は必ず拾う。そういうマナーを徹底しながら、犬に犬らしい時間を満喫させてあげたいものです。