自然治癒力を引き出す犬育て。
DCCAの茂木友美です。
これがまさかの食物アレルギー?
これまで愛犬あくびに起きた添加物アレルギー・てんかんのことは書きましたが、今回は、健康的になってきてたと思っていた頃に現れた食物アレルギーの話。
SOSを知ろう!
6歳になった梅雨時期、あくびの行動が気になり始めました。
あくびは趾間炎になりやすい犬です。
趾間炎とは、足裏が痒くなり舐め壊して毛色も変わるほどになる症状です。
マラセチアというのを聞いたことありますか?
マラセチアとは健康な犬の皮膚にもいる常在菌です。
この菌が増殖すると悪さをして、マラセチアと診断されて薬が処方されます。
ちなみにこの菌は真菌と言われる種類で、わかりやすくいうとカビ。
このカビ菌はすごく治りにくいです。
あくびは梅雨時期と冬の間は毎年必ず趾間炎になってます。原因はマラセチア。
日々のケアで対応していますが、加齢とともに症状が起こる原因は多くなってきます。
身体の中の状態を把握するという上では、一番先に現れてくるこの症状を知っておくのは良いこととなります。
あ〜、また菌が増殖した・・・免疫力が低下し始めたんだなと。今後も長く付き合っていく症状になると思っています。
この現れやすい症状というのは、個体によって違ってきます。
ふくるは、目と肛門に現れます。るちあは口臭が一番わかりやすいです。
こういうふうに、その犬によって現れ方が違う愛犬たちからのSOSを飼い主が知っておくと、早期段階での対応が可能になってきます。
食物アレルギーになる前のSOS
6歳になったその時期もやはり趾間炎が出てきて、その他に、鼠蹊部をハムハム噛むという仕草が時々見られるようになりました。
その様子を数週間見ていましたが、なかなか治ることはなく、そのうちお腹の皮膚が普段よりもピンクになっていることに気づきました。
あくびは以前はお腹に毛がなかったのですが、体質改善に成功してからはお腹に毛が生えてフサフサでした。
その毛をかき分けてみると、プツプツと湿疹が出ており、どこまで広がっているのかを確認するためにも、思いきって炎症の部分の毛を刈りました。
これがその写真です。
その後痒みはどんどん広がっていきました。
季節的に梅雨時期は体調悪化しやすいため、免疫が下がっていて自己治癒力もないだろうと、それらをサポートする生活をしましたが症状は悪化する一方。
そのうち耳の中からは異臭がし、目ヤニも増え、オナラをするようになり、最終的には左目の周りが真っ赤に炎症を起こしました。