自然治癒力を引き出す犬育て。
DCCAの茂木友美です。
犬と暮らしていると出てくる悩みの中に必ずといっていいほど犬の行動面のことがあげられます。今悩みがあってもなくても。ぜひ読んでみてくださいね。
どうしてそんなことをするの?
ご愛犬との生活でこう思ったことはありませんか?
たぶんほとんどの人が思ったことあるんじゃないでしょうか。
私はいつも思ってます。 なんで?って。笑
これまで自分の犬たちだけではなくたくさんの犬と関わってきた8年間の中で、自身の犬へのコンタクトの取り方に満足したことは少ないです。
ーそれはなぜか。
私の伝え方では、伝わらない犬がいるからです。同じ伝え方じゃ伝わりません。犬によって違うんです。
そして、伝わっていたと思ってたのに、ある時からまた伝わらなくなるからです。
だからこそ面白い!
伝えることを諦めないでください。
飼い主が諦めてしまえば、犬はそれ以上行動を覚えることもできませんし、関係性を深めることもできません。
犬から飼い主との関係を諦めることはほとんどありません。
飼い主がそれ以上コンタクトをとらなくなったことを理解し受け入れるのが犬です。
どうして?って思うことがあったらとことん犬とコンタクトとってみてくださいね。
なんで?
ごはんを食べる時、皿に手を近づけると怒る。
眠っている時、触ろうとすると怒る。
ブラッシングをすると、歯をあててくる。
とにかくすぐに吠える。
人のそばにいるとき、他犬が近づくと怒る。
ゴミ箱をあさる。
正面に座ってずっと見てくる。
散歩に行こうとすると逃げ回る。
ちょっとした事で、トレーナーなどの専門家に頼むほどではない行動。
実はこれらの行動は飼い主さん自身がさせています。
もしかしたら、伝え続けているかもしれません。
犬はこんなもんだと思って、はなから伝えることをやめているかもしれません。
伝えても伝わらないから、自分が我慢すればいいという人もいるかもしれません。
そもそもそういう行動を起こらないようにすればいいと犬に合わせて環境を変えているかもしれません。
犬は伝えれば理解する動物
今まで伝えることをしてこなかった方は、ぜひ、伝えようとする努力をしてください。
でもここで、先ほど自分は伝え続けている、と思われた方。
伝え続けてるのにまだ伝わっていないだけ・・・と同じアプローチをしていませんか?
きっとその行動はだんだんエスカレートしていっていると思います。
なぜなら、伝えていることは、逆の意味に捉えられているからです。
犬はこんなもの・・・そう決めつけないであげてください。
犬は人のことをよく観察して自身で判断して人が喜ぶ行動を覚えていこうとするとても健気な動物です。
自分が我慢すればいいという思いは、犬に教えることを放棄したことになります。
環境をマネージして行動が起こらないようにすることも放棄と似ています。
守るためと思うのでしたら、しっかり教えてあげましょう。
伝え方には、伝える方法とタイミングが大事です。
それは、個々の犬によって違ってきます。
伝わらない方法をいつまでも続けないで、アプローチを変えて伝え続けていくことが大切です。
伝えることを楽しんでもらえるようになることを願っています。