自然治癒力を引き出す犬育て。
DCCAの茂木友美です。
愛犬はヤキモチを妬きますか?
他犬が自分に近づいてきて、自分の犬が吠えたり怒ったら、その行動をどう思いますか?
その行動をされたら嬉しいですか?
そもそも・・・犬はヤキモチを焼くのか。
犬は人のそばにいると安心する動物です。だから近寄ってきます。
自分のことを大好きでいてくれる飼い主なら尚更そばにいたいと思うのが犬です。
でも、もともと平和主義である犬という動物は、健全な状態の場合、大好きな飼い主の周りに他犬が居ようとも吠えたり怒ったりしません。
自分がそばに入れることに安心するのですから。
『ヤキモチ』
「ヤキモチ」という感情はどのような意味があるのでしょうか。
ヤキモチとは、恋愛感情のある相手がいてこそ起こるもの。そうです、嫉妬、所有欲です。
吠えたり怒ったりする行動が所有欲というのは一理あります。
でも嫉妬ではないんです。
ヤキモチだと思ってしまう飼い主は、愛犬に対して、特別な自分だけの犬という恋愛に似たような感情が強くなっていることを示します。
そして、自分と同じ感情を持ってくれているんだと嬉しく思っているんですね。
そう、ちょっとした勘違いをしちゃってるんです。
じゃ、なぜ吠えたり怒ったりするの?
所有欲。そして、力を借りている状態となります。
おもちゃやごはんの時にもよくありますが、自分の所有しているものに他犬が近づいてくると威嚇しますよね。
これは自分の物だという主張。
飼い主をそういう対象に考えている場合、威嚇として吠えたり怒ったりします。
また、飼い主の力を借りて強気に出ている場合もあります。
その場合、誰彼構わずに怒るというよりは、特定の犬に発動したり、飼い主が少しそばを離れると何もできなくなります。
どちらの場合も飼い主の存在が影響しています。飼い主次第だということです。
対応法
犬は人からの愛情を必要としています。トラウマなどで人が怖くなった犬でも、人を欲しています。
全ての犬に健全な愛情を注いてあげること。
健全な、とういのがポイントです。
健全とは、庇ったり許したりせず一貫した態度で愛情を注ぎます。
愛犬があなたへの所有欲が強く、他犬へ威嚇したり攻撃的な行動をしてしまう場合、まず自分を見つめ直してみてください。
自分の愛犬への愛情が健全であるかどうか。
そして、正しい愛情を愛犬が満足するくらい与えてあげましょう。
大好きな飼い主から十分な愛情を感じとれれば、他犬の存在など気にならないはず!というわけです。
不健全な愛情は、問題行動を引き起こします。
結果自分も困ることになります。